0002_endocervix

100929_endocervixこんにちは 昨夜はかみさんが深夜までお仕事のため(深夜のお仕事という意味ではなく残業です)、寝るまで息子と二人で過ごしました。たまには二人で過ごすのも良いものです。

本日の症例は子宮頸管擦過標本です。ご意見等々よろしくお願いいたします。

14 replies to “0002_endocervix

  1. 好中球が見られ、リンパ球も小~中型の大きさのものが出現しています。これらより、炎症が起きていて、リンパ濾胞の形成が有ることも窺われる為、濾胞性頚管炎を疑います。
    鑑別としては上皮内癌が考えられますが、大きさが小さすぎる点、核小体明瞭な点、クロマチン粗顆粒状な点より否定します。

  2. 鑑別で悪性リンパ腫挙げるの忘れました(笑)リンパ球に成熟段階が見られるので否定します。

  3. 出現している細胞は好中球とリンパ球だと思われます。N/Cが高く裸核状に見えますが、好中球と同等の大きさであることから上皮内癌は否定します。
    悪性リンパ腫も鑑別として上げられると思います。しかし、比較的大型のリンパ球も出現しているので、これは幼若リンパ球なのだと思い、各成熟段階が見られること、核小体があまり目立っておらず、クロマチン凝集などもないので、悪性リンパ腫も否定できると思います。
    以上のことから多数のリンパ球の出現より濾胞性頚管炎を考えます。

  4. 細胞質をほとんど認めず、N/Cの高い小型細胞を多数認めます。
    結合性がなく大小不同もあることから、これらの細胞は各成熟段階のリンパ球であると思います。
    成熟リンパ球よりやや幼若なリンパ球が多数を占めるので悪性リンパ腫も疑いましたが、核形不整がない類円形核がほとんどであることから濾胞性頚管炎を疑います。

  5. 最近疲れがとれないゆきんこです
    温泉入りたい…
    現実逃避…妄想…そうだ、京都に行こうww

    所見
    好中球と多数のリンパ球を認めます。
    リンパ球は小型のものとやや大型のものが見られます。
    成熟リンパ球と未熟リンパ球だと思われ、
    成熟段階が見られます。
    クロマチンは顆粒状、核小体はやや目立ちます。

    診断
    follicular cervicitis

    この画像には出てないからちょっと不安だけど、
    傍基底細胞主体であることを祈りますww

  6. N/C比がとても高く核異型もあるので一見悪性かと思いましたが出現してる細胞の大きさが好中球と同等~若干大きいくらいであること、severeやCISにしては核小体が明瞭すぎるし、細胞質も淡すぎると思います。また、クロマチンの増量もあまり見られないことから悪性は考えにくいと思いました。なので出現している細胞は成熟リンパ球と未熟リンパ球と好中球で主体はリンパ球であることから、濾胞性頚管炎と考えました。

  7. 好中球とリンパ球が認められます。リンパ球は好中球大から
    その2倍の大きさで成熟段階がうかがえます。以上より濾胞性頚管炎。

  8. たくさんの細胞所見ありがとうございます。また、濾胞性頸管炎とほとんどの方は判定しておられますが、悪性リンパ腫、高度異形成や上皮内癌との鑑別点もコメントしてあり、とても素晴らしい。

    いくつか質問!!
    1)傍基底型扁平上皮細胞主体でなければいけないのはなぜ??
    2)リンパ球そのもののポイントとなる所見をいくつか上げてください。(ほとんどの方は小型と大型のリンパ球が出ています…….というように、出現している細胞の特徴というよりも、すでにリンパ球と判定が決まっている所見の書き方になっています。)

  9. 1)濾胞性頸管炎が閉経女性で見られるイメージだからです。ゆえに傍基底主体と言いたいのかと…。
    2)リンパ球と思われる細胞は好中球と同大~2倍程度の大きさ。クロマチンが粗顆粒状で核縁に寄るような所見が見られる。N/C比がどれも90%以上で非常に高い。大きさは違えどもクロマチンパターンは同じように感じる。以上よりリンパ球が多数出ていると考えました。

  10. ある日突然京都に旅立っても怒らないでくださいねww

    1)濾胞性頸管炎は閉経以降の高齢者に多い病変で、
     萎縮性膣炎などの慢性化が原因で起こるからです。

    2)大きさは好中球よりやや小さい~やや大きい
     結合性はなく円形で、N/C比は非常に高い
     核は濃く染まり核小体は目立つものもある

  11. 一応確認なのだけれども…….

    濾胞性頸管炎は閉経女性でみられることが多く、閉経前の女性には少ないということでしょうか??

    リンパ球の所見はよくわかりました。完璧ですが、できれば小型リンパ球(成熟リンパ球)と中-大型リンパ球(幼若リンパ球)とでは所見が異なりますので、わけて考えると良いと思います。

  12. 閉経前でもリンパ濾胞を作ってくるような慢性炎症が起これば濾胞性頸管炎はみられると思いますが、
    基本は萎縮性膣炎の慢性化で起こるので閉経女性で多く、上皮細胞は傍基底細胞主体と習いました。

  13. 背景には好中球が出現しています。その好中球と同大~やや大きめの細胞が、結合性は見られず散在性に出現しています。クロマチンは粗顆粒状、細胞質は少なくN/C比はきわめて高いです。以上の所見よりリンパ球が考えられ、濾胞性頸管炎を考えます。各成熟段階のリンパ球が認められるので悪性リンパ腫は否定します。

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